#3 ESPRESSIONE NUOVA 展

ESPRESSIONE NUOVA 展

吉江麗子　戸村浩　高間夏樹　佐々木宏子　浜田涼　小原典子

2012 年 5 月 7 日(月) – 6 月 1 日(金)11:00 – 18:00 水日祝休

ギャラリートーク 5/19(土)・5/26(土) 15:00 – 30 分以内
5月12日 17:00 より作家を囲んでワインパーティーを行います。(お花はご遠慮申し上げます)

吉江麗子　美術は教えられるものでないというもっとも大切なことを教えた指導者としての力量は大きい。乾いた色彩や大らかなフォルム、ディテールなど造形力に優れ、いつの日か平面から立体制作を始め、８７才の今も大作に挑み、新しい表現を求め続けている。

戸村浩　数理的な造形思考の表現を一貫して探求し、理論上の裏付けがありながら理屈を突き抜けて美しさまでを感じさせる稀有な表現者であると共に誠実な指導者でもある。

高間夏樹　現代美術の指導者として優れ、美大の組織に於いて、最初から最後まで芸術家としての態度をまっとうし示した存在は大きい。常に的確な観察眼で独自のユニークな表現を探求し続けている。

佐々木宏子　基本と精神を重視した先端的美術教育コースを立ち上げ実践した。早くから現代美術と現代音楽の共通性を美術の立場から解説、現代音楽の巨匠ピエール・ブーレーズと2005年ミーティング、「青のあいだ-Unconscious Nature and Conscious Object」と「意志と偶然」が同じ構造であることを確認した。

浜田涼　写真の技術を上手く表現に使い、時に静かに、時にインスタレーション的に展開し現代的なセンスの良さを感じさせる作品を発表し続け評価を受けている。美術教育者としても手堅い存在である。

小原典子　ブラックボックスでのインスタレーションを発表、各地のビエンナーレやトリエンナーレの常連となり、現場主義で現地の人と制作するエネルギッシュな作家。いま、徳島のLEDの開発会社と共に新しい素材と表現に挑戦している。